ちょめちょめブログ

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水ビジネスについて @tapt_

こんにちは、ちょめちょめです。

 

Twitterでリクエストがあったので、今後しばらくは特定の業界、分野、製品、技術ごとに分類分けして記事を書いていこうと思います。

 

「へぇ~こんな業界もあるんだなぁ~」と思うきっかけになってくれれば幸いです。

 

予め伝えておきますが、あくまできっかけとしてのレベルなので、内容は薄く、表面的です。

もし記事にした業界に興味が出てくれば、ご自身で深堀していくことをオススメします。

 

 今回は''水ビジネス''に関して記事にしました。

 

「水ビジネスってなんだよ……?」と思われた方がほとんどだと思います。

 

限りある資源としての地球上の水に対する需要は、世界人口が90億人を超えると予測される2050年には、現在の約2.6倍になるという試算があります。

つまり、近未来的に世界中で水不足が起こるかもしれないのです。

水という貴重な資源を奪い合うための戦争が起こる可能性もゼロではありません。

人類が抱える課題として水不足が挙げられますが、言い換えると、これは地球規模でのビジネスチャンスなのです。

勿論、水ビジネスは日本でも注目を集めています。

 

地球上の水のうち、約97.5%が海水、約2.5%が淡水という割合です。

淡水も8割以上が氷山、氷河、地下水となっていて、すぐに使える水資源は全体の約0.01%しかありません。

その水に関する事業には、「水源開発」「工業用水供給」「水の再利用」「上水道供給」「下水道処理」等さまざまなものがあり、これらの事業を水処理プラントメーカーや水道メンテ会社、水道コンサル会社、総合商社などの企業が展開しています。

 限られた資源としての水をいかに効率的に使い、再利用していくかが世界の課題です。

そういう意味では、水ビジネスは世界の課題を解決できる可能性があるということで、大変意義があるものだと考えます。

 

それでは、水ビジネスに関わる日系企業をご紹介していきます。

 

~参考~

営業利益…企業が本業で稼いだ利益を表します。 売上高から売上原価を差し引いた「売上総利益」から、さらに「販売費および一般管理費販管費)」を差し引いて計算します。

 

営業利益率…製造業の平均は1〜2%です。 10%を安定的に超えると高収益企業と呼ばれます。企業の収益率であり、この数字を見れば企業の実力がモロ分かります。

 

売上総利益…商品または製品の売上高から売上げられた商品または製品の売上原価を差引いた差額。 売上総利益は企業における最も重要な利益源泉を表わすから,損益計算書では第1区分として表示される。 売上総利益から営業費たる販売費および一般管理費を控除して営業利益を算定し,営業利益に営業外収益費用を加減して経常利益を計算します。

 

売上原価…商品を仕入れるとき、もしくは製造するときにかかる費用のことです。 <売上高-売上原価=売上総利益>であり、売上原価が小さければ小さいほど、会社の儲けは大きくなります。 売上原価とは商品を仕入れたり、製造したりするときにかかる費用のことを指します。 売上高から売上原価を差し引くことで売上総利益が求められます。

 

自己資本比率…返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値であり、<自己資本÷総資本(自己資本他人資本)>の式で算出できる。 自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じる。自己資本比率が40%をこえると会社はつぶれないとも言われている。

 

 

栗田工業株式会社(栗田グループ)

資本金:134億

連結売上高:214,187百万円

営業利益:19,452百万円

営業利益率:9%

有利子負債:0

自己資本比率:76.1%

 

水処理プラント国内1位です。

主力事業は水処理装置(プラント)、水処理薬品です。

栗田工業は水処理薬品に力を入れていますが、なんといっても超純水製造装置技術が1番の強みだと思います。

栗田工業の強いところは、ただ超純水というモノを提供しているだけではなく、サービスも提供しているところです。装置を納入したら「はい終わり!」ではなく、装置の運転・メンテナンス・管理といった供給サービスも売っています。

超純水技術は半導体や液晶や電子部品が正常に作動するための洗浄に使われています。特に半導体に関しては、シリコン・サイクルという3~5年に1度の強烈な設備投資の波があり、設備投資が無駄になりにくく、一定以上の安定収益が見込めます。

 

オルガノ株式会社
資本金:82億円
連結売上高:81,114百万円
営業利益:4,114百万円
営業利益率:5%
有利子負債:16,910百万円
自己資本比率:51.3%

 

水処理プラント国内2位です。

オルガノの強みは、総合水処理エンジニアリング企業として、用水から排水まで水処理に関する全ての顧客の要望に対応できる技術・サービス体制を有しているところです。

また、土壌や地下水の水質を評価する分析技術に長けています。土壌・地下水の汚染の調査・対策の専門部隊を揃えており、あらゆる環境問題に対応できる実績とノウハウがあります。豊洲新市場の土壌汚染問題にもオルガノが活躍したとか……!?

 

 

③水ing株式会社
資本金:55億
連結売上高:800億円(2016年度)
営業利益:不明
営業利益率:不明
有利子負債:不明
自己資本比率:不明

 

水処理プラント国内3位です。
非上場企業です。
主要株主は荏原製作所三菱商事日揮です。元々は荏原製作所のアフターメンテナンス部門だったところを切り離し、独立させたのがスタートです。

水ingの強みとしては、水インフラ関連です。具体的には、下水道・下水処理場の建設・管理・メンテナンスを行い、我々が普段から使っている水道水の供給をしています。

水処理技術に長けた荏原製作所、海外でのプラント建設の実績が豊富な日揮、情報収集力・営業力が高い三菱商事の3社の出資で誕生した企業なので、3社の強みを備えているとして、今後の成長に期待できる企業の1つだと考えます。

 

 

④荏原グループ(株式会社荏原製作所)

資本金:787億円

連結売上高:476,104百万円

営業利益:29,995百万円

営業利益率:6.3%

有利子負債:94,309百万円

自己資本比率:46.1%

 

荏原の水ビジネスといえば、ポンプです。荏原の品質の良いポンプにより、綺麗な水を効率的に供給しています。

荏原グループは事業が多く、水事業はその内の1つといった感じです。

 

 

 他にも水ビジネスには

 

⑤メタウォーター(日本ガイシ×富士電機)

東洋エンジニアリング

⑦野村マイクロサイエンス

日揮

……etc

 

等の企業が携わっていますが、めんどくさいんで省略します。

気になる方はご自身でお調べください。

 

~海外の水ビジネス関連企業~

 

ヴェオリア・エンバイロメント(仏)

水ビジネス世界首位です。

 

テムズ・ウォーター(英)

水ビジネス世界2位です。

 

スエズ・エンバイロメント(仏)

水ビジネス世界3位です。

 

上記3社が世界三大水ビジネス関連企業と言われています。

3社とも総合力に長けており、今もビジネスを拡大させ、シェアの奪い合いをしているでしょう。

 

他にも

 

ハイフラックス(シンガポール)

 

斗山重工業(韓)

 

等は各国を代表する水ビジネス関連企業です。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

市場占有率は0.4%(平成27年3月データ)と、全体としての世界的シェアは高いとはいえませんが、海水の淡水化に欠かせないハイテク膜処理、そして漏水防止、水を磨く三次処理、下水道汚泥の資源化や海水淡水化技術、浄水場・施設の維持管理ノウハウなど、日本には世界一の水処理技術を多数持っている水ビジネス関連企業が存在しています。

しかし、優位性のある技術故か、日本の水処理技術は求める人々(発展途上国)にとってはオーバースペックで、コストがかさむため、なかなか上手くいかないのが日本企業全体の弱みでもあります。

これは水ビジネスに限らないのですが、電子部品や精密機器や機械などでも技術力があるが故に人々が求めるスペックをオーバーしてしまい、結果的にコストが高くなるために敬遠されることが多いです。

ここが「技術一流 経営三流」と言われる所以かもしれません。資源に乏しい日本は技術力でアピールしていかないといけないと思うのですが、難しいところですよね……。

 

技術力を振り回すだけではなく、相手国が持つニーズに沿った技術の開発提供やコンサルティングによる計画の提案などを進めていくべきかと思います。

日本企業が持つ高い技術力はいずれ必要とされる時が来ると思うので、今やるべきことは、なるべくローコストで日本企業のインフラパッケージを導入してもらうことだと考えています。

まずは導入実績をあげ、少しでも日本勢のシェアを伸ばすことが必要だと思っています。

 

もしかしたら高度な水処理技術より先に、IT技術が必要とされるかもしれませんね。

今後は水ビジネスにもIT技術が加わり、IoTによる水のコンピューター管理が進んでいくとも考えます。

 

あくまで表面的な内容しか伝えられていませんが、将来性や可能性に満ち溢れた水ビジネスに興味を持たれた方は、是非とも色々と調べ、深堀してみてくださいね。

 

本記事は以上で終わりです!

 

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