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農業と化学の関係性 @tapt_

こんにちは

ちょめちょめです。

 

本記事では、農業と化学の関係性について解説していきます。

 

日本では、食の安全性への関心が高まり、無農薬栽培や有機質肥料が評価され始めています。

増加し続ける世界人口と食糧問題を考えると、食糧の6割を輸入に依存している日本にとって、世界の農業と化学の関係性を知ることはとても大切であると考えます。

 

◇化学肥料について

肥料の三要素には「窒素」「リン」「カリ」が挙げられます。その中で窒素が最も多く使われます。

窒素は空気中の8割を占めています。我々の身近なところにある窒素ですが、非常に反応性の低いガスなので、人類は長らく、空気中の窒素を扱うことはできませんでした。

二十世紀になり、高圧のもとで触媒を使って窒素と水素を反応させ、アンモニアを作る技術が確立されました。

アンモニアから硫安や尿素などの窒素系化学肥料が作られています。現在は中国やロシアなどの天然ガス(水素の原料)が大量に得られる地域で、アンモニアは生産されています。

NEXANTによると、世界のアンモニア生産量は1億6500万トン(2012年)で、うち8割が化学肥料になります。意外にもこんなに化学肥料に使われているのですね……。

 

◇農薬について

なんとなく農薬に有害なイメージを持たれている方は多いと思います。

しかし、現代の農薬開発において、人間や生物への安全性、また環境に対する影響などが厳しくチェックされます。国が定めた基準に達したモノだけが農薬としての生産や使用が許されます。

今日の農薬は、使用量や使用方法をきちんと守れば危ないものではないのです。

農薬には3つの種類分けがされます。

・除草剤

・殺虫剤

・殺菌剤

・その他

です。

市場調査レポート「世界の農薬市場:主要サプライヤーの戦略的評価」によると、世界の農薬市場の産業規模は6兆1200億円です。うち4割強を除草剤が占めます。最近では、除草剤と遺伝子組み換え作物を併用するアグリビジネスが急成長しています。

ちなみに、三菱東京UFJ銀行の産業レポートによると、日本の市場規模は3300億円です。

 

◇園芸施設資材について

多くのプラスチック製品が園芸施設に使われています。例えば、塩化ビニル樹脂製の散水パイプや温室用の透明フィルムなどです。

今日の日本の農業においては、化学肥料や農薬だけでなく、化学産業による園芸施設資材はなくてはならないものになりました。

今では大和ハウス工業や日本ゼネラル・エレクトリックパナソニックなどの大企業が続々と参入している植物工場は園芸施設の延長線上にあたります。

 

こういった植物工場の世界進出が人口増加に伴う食糧危機への解決策になる日がくることを願うばかりです。

 

◇世界のアグリビジネス売上ランキング

1位:モンサント(アメリカ)

2位:シンジェンタ(スイス)

3位:バイエル(ドイツ)

4位:ヤラ(ノルウェー)

5位:デュポン(アメリカ)

 

いかがでしたでしょうか。

我々の身近な農業にも、このように化学の力が大いに活用されているのです。

これからも伸び続けるであろう農業化学市場から目が離せません。

 

ちなみに日本トップは住友化学ですが、世界ランキングでいえば10位です。

やはり規模では勝てませんね……。

 

本記事は以上です。