お世話になります。
$APPSが過小評価されすぎていると思い、決算発表後に2回に分けて計75株の買い増しを行いました。
$APPS を買い増ししました @tapt_ - ちょめちょめブログ https://tapt.hatenablog.jp/entry/2021/08/10/224048
$APPS を更に買い増ししました @tapt_ - ちょめちょめブログ https://tapt.hatenablog.jp/entry/2021/08/14/111741
少なくとも次回決算まではホールドするつもりです。
さて今回の決算から、AdColonyとFyberの数字が加わりましたが、上記2社含むDigital Turbineグループの傘下企業について解説している方がいなかったので、自身の脳内整理を目的に以下の通りまとめてみました。
Digital Turbineグループ傘下の企業は主に以下の3社があります。
①Appreciate@イスラエル
DSP(Demand Side Platform)広告サービスを運営しています。
DSP広告とは、ユーザーの情報に基づき、オークションにより広告主がリアルタイムで選定され、その広告が瞬時に掲載される仕組みのことです。
例えば、不動産投資に関することをインターネットで調べていたユーザーが、特定のアプリを開いた時に不動産を扱う広告主がオークションにより選定され、選定された広告主の収益物件広告がアプリ内に掲載される''アレ''をイメージいただければ幸いです。
競合はTapfiliate、Branch、SendPulse、Logicad(SONY)等です。
参考： https://www.prnewswire.com/news-releases/digital-turbine-announces-acquisition-of-triapodi-ltd-dba-appreciate-a-programmatic-demand-side-platform-dsp-company-301239072.html
参考： https://appreciate.mobi/
②AdColony@アメリカ
主にゲーム向けを得意とする動画広告プラットフォーマーです。
例えば漫画アプリで、漫画を読むためのポイントを貯めようとすると、数十秒くらい戦国ゲームアプリやRPGゲームアプリ広告が出てくることがあると思いますが、アレを手がけているとイメージいただければと思います。
競合はAppVador、Unity Ads 、LODEO等です。
参考： https://www.adexchanger.com/mobile/adcolony-is-being-acquired-for-400-million-by-digital-turbine/
参考：
https://www.adjust.com/blog/adcolony-share-why-rewarded-video-is-more-important-now-than-ever/
参考： https://www.adcolony.com/about/
②Fyber@ドイツ
モバイル広告マーケターとして、アプリの開発者とデジタル広告主がターゲット広告を利用し、効率的にマネタイズできるためのオープンアクセスプラットフォームを提供しています。
アプリ開発者(広告取付者)にとっては、より効率的に広告収益を得るため、
広告主(広告出稿者)にとってはより効率的に自社サービスをユーザーに認知させるため、
Fyberのプラットフォームを活用しています。
参考：
https://www.adexchanger.com/mobile/digital-turbine-on-why-fyber-is-the-cherry-on-top-of-its-ad-tech-strategy/
参考： https://www.fyber.com/
皆さんが持つDigital Turbineのイメージは、Androidスマホに、インストールされていないアプリが半透明状態で表示されているプリインストール広告企業である認識かと思います。
しかしながら、それ以外にも動画広告やDSP広告や広告マネタイズサービスを提供している企業が傘下に加わり始めたことで、スマホが出荷される時に加え、ユーザーがスマホを購入し、実際に使用した後も広告による売上を計上できる、また広告収益・宣伝を求める者にとってより良い手段として選ばれる会社になりました。
これにより、デジタル広告プラットフォーマーとしての地位がどんどん高くなってきております。
デジタル広告業界のことはよく分かりませんが、
買収先はどこも売上成長に大きく貢献していることが決算を通じて確認できましたので、安心してホールドし続けられそうです。
強いていえば、中国向けの売上がそこそこあるので、当局による規制のしわ寄せ受けてしまわないかが懸念事項ではありますが、それを言ってしまうと保有できる銘柄がほとんどなくなってしまうので、キリがないなと思いました。
とにかく$APPSについては、バランスシートに気をつけながら今後も積極的な買収を行い、業界においてより強固な存在になってもらいたいと思います。
以上。
